小話色々。只今つり球アキハルを多く投下中です、その他デビサバ2ジュンゴ主、ものはら壇主、ぺよん花主などなど
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回帰エンド後っぽく
「優輝、なに見てるの?」
本を読んでいた優輝にやってきた純吾が声をかけた。
顔を上げた優輝は「さっき本屋で買ったんだ」と表紙を純吾に見せる。愛くるしい子猫が載せられた表紙に「かわいいね」と純吾が顔を綻ばせた。
「ジュンゴもねこ見たいな。いい?」
「いいよ。隣に座る?」
「うん」
うなずいて純吾は優輝の隣へ並んで座る。見やすいように触れあった脚へ雑誌を広げて置いた。
「もしじっくり見たいページがあったら言うんだぞ」
「うん」
わくわくしている純吾に、優輝はジュンゴは本当に猫が好きなんだなあと実感した。この雑誌を買ったのも猫を可愛がる純吾を思い出したからだ。もし今通りかからなくても、後で貸すつもりだったからちょうどよかった。
雑誌は中身も充実していた。子猫の愛くるしさを見事に表現する構成についじっと見つめてしまう。子猫たちがじゃれあう姿は優輝の心を和ませた。
飼ってみたい気持ちも膨らんでいく。だが生憎今の環境では動物を飼うのは無理があった。いつか一人暮らししようと長期的な計画を立てている。アパートを探したり、一人暮らしに必要なものを揃えるとなると、結構な額になる。
でもアパートはペット可のところを探すつもりではあった。どこからともなく純吾が拾ってきそうだから。かつて重傷を負った猫のために奔走した純吾を思いだし、優輝は忍び笑う。
純吾は熱心に雑誌を見ているだろうな、と優輝は横を見た。
しかし優輝の予想は外れた。
「……?」
横を向いていると思っていた純吾は、雑誌ではなく優輝を見ていた。すぐ近くで視線が絡み、お互い驚いたように瞬きをする。
ジュンゴの横顔を見つめるつもりが、まさかこっちが見つめられていた?
気づいた優輝は恥ずかしくなって身体を引く。
しかし純吾の手が後ろから伸び、優輝の肩を抱いた。
引き寄せられて、純吾の顔がすぐ近くに見える。
「…………っ」
唇が触れ合い、優輝の肩が竦んだ。
キスされたのはほんの一瞬。目を丸くする優輝の肩からすぐ手を離し「ここもうちょっとみていい?」と純吾は何事もなかったかのように言う。
全く悪びれてない純吾に優輝は首を傾げた。さっきキスされたのって気のせいだろうか。いやいや、唇の感触がしたじゃないか。でもジュンゴ全くその点に触れないし。色々な考えが一瞬脳内をよぎるが、まあいいか、で優輝は片づけてしまった。下手に勘ぐり混乱するよりは、精神安定上ましだろう。
「あ、優輝。この猫じゅんごみたい」
純吾が嬉しそうに紙面を指さした。無邪気に楽しんでいる姿に優輝は内心どきどきとしている心臓を宥めながら「そうだな」と同調した。
「優輝、なに見てるの?」
本を読んでいた優輝にやってきた純吾が声をかけた。
顔を上げた優輝は「さっき本屋で買ったんだ」と表紙を純吾に見せる。愛くるしい子猫が載せられた表紙に「かわいいね」と純吾が顔を綻ばせた。
「ジュンゴもねこ見たいな。いい?」
「いいよ。隣に座る?」
「うん」
うなずいて純吾は優輝の隣へ並んで座る。見やすいように触れあった脚へ雑誌を広げて置いた。
「もしじっくり見たいページがあったら言うんだぞ」
「うん」
わくわくしている純吾に、優輝はジュンゴは本当に猫が好きなんだなあと実感した。この雑誌を買ったのも猫を可愛がる純吾を思い出したからだ。もし今通りかからなくても、後で貸すつもりだったからちょうどよかった。
雑誌は中身も充実していた。子猫の愛くるしさを見事に表現する構成についじっと見つめてしまう。子猫たちがじゃれあう姿は優輝の心を和ませた。
飼ってみたい気持ちも膨らんでいく。だが生憎今の環境では動物を飼うのは無理があった。いつか一人暮らししようと長期的な計画を立てている。アパートを探したり、一人暮らしに必要なものを揃えるとなると、結構な額になる。
でもアパートはペット可のところを探すつもりではあった。どこからともなく純吾が拾ってきそうだから。かつて重傷を負った猫のために奔走した純吾を思いだし、優輝は忍び笑う。
純吾は熱心に雑誌を見ているだろうな、と優輝は横を見た。
しかし優輝の予想は外れた。
「……?」
横を向いていると思っていた純吾は、雑誌ではなく優輝を見ていた。すぐ近くで視線が絡み、お互い驚いたように瞬きをする。
ジュンゴの横顔を見つめるつもりが、まさかこっちが見つめられていた?
気づいた優輝は恥ずかしくなって身体を引く。
しかし純吾の手が後ろから伸び、優輝の肩を抱いた。
引き寄せられて、純吾の顔がすぐ近くに見える。
「…………っ」
唇が触れ合い、優輝の肩が竦んだ。
キスされたのはほんの一瞬。目を丸くする優輝の肩からすぐ手を離し「ここもうちょっとみていい?」と純吾は何事もなかったかのように言う。
全く悪びれてない純吾に優輝は首を傾げた。さっきキスされたのって気のせいだろうか。いやいや、唇の感触がしたじゃないか。でもジュンゴ全くその点に触れないし。色々な考えが一瞬脳内をよぎるが、まあいいか、で優輝は片づけてしまった。下手に勘ぐり混乱するよりは、精神安定上ましだろう。
「あ、優輝。この猫じゅんごみたい」
純吾が嬉しそうに紙面を指さした。無邪気に楽しんでいる姿に優輝は内心どきどきとしている心臓を宥めながら「そうだな」と同調した。
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